中国西域　ウイグル族の手縫帽(ドッパ)

サイドクラウン円周　　約54cm サイドクラウン幅　　約5.5cm クラウンの頂点からの深さ　　約7.5cm 「ドッパ」は、被り物というよりは「御守り」か？ 魔除けのパターンを繍いつけて 被った人を災難から守る。 額に深く「被る」のでは無く 頭のてっぺんを「覆う」ように「置く」。 大小で大人用、子供用があるが 男女の区別はない(推測です。) サイドクラウンの幅が狭い(他のドッパとの比較) スペースインベーダーのキャラクター似の 縫い取りのパターンは、 なぜか、懐かしいあの頃を思い出す (70年代後半　コンピュータゲーム機導入の喫茶店が乱立、大いに繁盛した、、、あの頃、笑。) グリッドでパターン表現をしようとすると 思わぬ類似性が生じたらしい、、、、。 色調は、砂漠地帯を多く含む地域に在りがちな 元気な色の組み合わせ 何故か、黄色系は登場しない。 彩度、明度の違う同系色が二つ以上集まると 一色が強調されて見える ブーゲンビリアの花の色気がそれ 遠くで見ると、鮮やかな一色の「赤」 近づくと複数の「赤」や「紅色」 ドッパの配色にも当てはまる 各色のブロック毎に 隣り合った他の色のブロックと「協調」しつつ 独立して互いの色を「強調」しあい 同系色同士の僅差の差異 と 補色関係では際立つ差異 合わせて眺めると 不思議な遠近感。 飽きずに 観ていると、 視覚が刺激を受け 心は、その刺激で活性される。 色彩の眼薬？ そんなのあるかしら？ ★特筆すべき事項としては、自宅保管40年を越しても「色褪せ」が認められない事です。　凄い★