管理番号 | 新品 :34714906 | 発売日 | 2024/09/05 | 定価 | 84,000円 | 型番 | 34714906 | ||
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カテゴリ |
◆脇指(近江守忠吉)五代・宝暦年紀・注文打
※※新刀・新々刀境の名工!※※
【脇指】近江守忠吉 宝暦十二年午二月吉日(壬午)吉原弥治兵衛好之
種別:わきざし
長さ:51.0
反り:1.0
目くぎ穴:1
元幅:約2.71cm
先幅:約1.90cm
元重:約0.56cm
先重:約0.40cm
刀身重量:約381.0g
鎬造り、庵棟。やや細身で重ねやや薄く、反り頃合いにつく。地鉄は小板目肌がよく練れた小糠肌、地沸が細かくつく。刃文は小沸出来の直刃で、帽子は直ぐに小丸に返る。指し表に所々墨肌が現れ、典型的な肥前刀の肌目が見てとれます。
新刀から新々刀境の宝暦十二年(壬午みずのとうま・寳暦十二年)の作。
肥前国・五代忠吉は四代忠吉の子で、はじめ忠広を名乗り、家督を継ぎ忠吉と改めた。近江守、宝暦頃、新刀上作、業物。
忠吉家は七代以外は作品をよく見かけるものの、裏年紀を切った作品は比較的少なく、本工「五代忠吉」も長寿だった割に、なぜか年紀を入れた作品は殆ど見ません。(年紀を切ったもので現存しているものでは奉納刀があります)
本作は「吉原彌治兵衛」なる人物の差し料だったようで、所持者銘入りの更に貴重な一振りです。
五代忠吉は【近】のしんにょうの下が「人」になるものと「く」となるもの、「ん」や「へ」となるものがあり、愛好家や研究者らの間で、時期によるものか数種類の銘振りが知られています。
本作は作刀時期と銘の変換を示す好資料であり、肥前忠吉の研究に役立つ逸品です。
肥前刀大鑑(忠吉篇)でも、年紀のあるものは奉納刀の大刀が数振り、所持者銘入りのものは一振り掲載されており、本当に少ないようです。
他の作品に比べて裏の銘字を楷書体で、丁寧かつ整った切り方をしており、初代忠吉の秀岸銘のように僧から刻銘の手本を貰ったか、依頼主から書体や刻銘についても注文があったか、余程特別な注文品であることが解ります。
刃切れ無し。銅ハバキ、白鞘。
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